はしご酒 妖怪百鬼夜行 in 西京極

「百鬼夜行」って何？
様々な妖怪が列になって夜に徘徊すること。妖怪たちは、古傘や農具など100 年ほどの長い年月を経た道具に魂が宿り誕生した"付喪神" =九十九神。「煤払い」という大掃除の日に人間に捨てられた恨みから道具が妖怪に変化し、出会うと死に目や災難に会うとの言い伝えがあります。月に1回のペースで百鬼夜行日があり、人々は皆外出を控えていたようです。

「百鬼夜行」はどこで誕生した？
平安京の北端にあり、洛中と洛外の境界でもあったため、邪悪な鬼や物の怪がくると考えられていた北東の鬼門から一番近い一条大路(現:一条通)界隈で妖怪伝説が数多く残ります。諸説ありますが、平安時代の康保年間(964~968 年)に誕生し、京の北西、船岡山の後ろに位置する長坂の奧を本拠としていたようです。

「百鬼夜行」はいつ？
古典の百科全書「拾芥抄」の記述によると、10月は未の日が百鬼夜行日にあたるようです。現代の暦に照らし合わせると、10月28日が百鬼夜行日にあたります。