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業務改善が文化になる

——装舎が考える“成長する組織”

業務改善は一度のプロジェクトではなく、
「現場の知恵が継続的に仕組みに反映される文化づくり」です。

装舎は、AIを“自動化のためのツール”ではなく、
**「組織の経験を学習し、再現可能にするための構造」**として設計します。

この仕組みにより、改善が人の努力に依存せず、
現場と経営が同じ情報をもとに意思決定できる“成長する組織”を実現します。

1|「改善」が続かない組織に共通する3つの壁

多くの企業では、業務改善プロジェクトが一時的な盛り上がりで終わります。
装舎がこれまで関わってきた現場では、以下の3つの壁が共通して見られました。

  • 改善の成果がデータとして残らず、担当者が変わるとリセットされる

  • 部署ごとに判断基準が異なり、横断的な意思決定が難しい

  • 改善の目的が「効率化」に偏り、現場の創意や判断が活かされない

これらの壁は、個人の努力ではなく、組織の仕組みが整っていないことが原因です。

2|個人の努力ではなく、組織の仕組みとして改善を機能させる

装舎が重視するのは、属人的な判断を“構造化”することです。
たとえば、カスタマーサポートでは「回答までの平均時間」ではなく、
**“顧客の課題がどのプロセスで止まったのか”**を分析します。

この情報をAIが学習し、
次の対応担当者が同じミスを繰り返さないよう改善案を提示する。
つまり、「改善する人」ではなく「改善する仕組み」が動く状態です。

3|データが“組織の経験”を蓄積する——AI×プロセス設計の役割

AIの導入で最も価値を発揮するのは、“予測や提案”ではなく、
組織の意思決定プロセスを再現可能にすることです。

装舎のAI×業務プロセス設計では、

  • 業務フロー

  • 判断の根拠

  • 成果とその要因
    を一つのデータモデルとして紐づけ、“組織の経験”として学習させます。

これにより、退職・異動・事業転換があっても、
知見が失われず、組織として学び続けることができます。

4|属人化を防ぎ、再現性を高める“業務の見える化”の実践

装舎が行うのは、単なる業務フロー図の作成ではありません。
Power Apps・Dataverse・Azure AI Search などを活用し、
「判断の流れ」そのものをデータとして扱う設計を行います。

これにより、

  • どの判断がボトルネックか

  • どの承認プロセスが過剰か

  • どの手順が成功確率を上げているか
    を数値で確認できます。

“感覚”ではなく“根拠”にもとづいた改善が可能になります。

5|業務改善を文化に変える5つのステップ

装舎では、組織改善を以下の5つの段階で支援します。

  1. 観察:現場の判断・報告・承認の実態をモデル化

  2. 分析:データから改善余地を特定

  3. 設計:再現性のあるプロセスを構築

  4. 運用:AI支援と人の意思決定を統合

  5. 定着:改善サイクルを“組織文化”として浸透

このプロセスを通じて、
改善が「誰かの意識」ではなく「組織の構造」として動くようになります。

6|成長する組織は、学び続ける仕組みを持っている

市場や技術が変化しても、学習する仕組みを持つ組織は強い。
業務改善を文化にできる企業こそ、持続的に成長する企業です。

装舎は、AIを単なる効率化の道具ではなく、
**“組織の経験を進化させるための基盤”**として実装します。

まとめ

「業務改善が文化になる」とは、
改善が人任せではなく、組織の記憶として機能することです。

AI×プロセス設計によって、
判断・経験・成果をつなぎ、継承し続ける仕組みを築く。

装舎は、その文化づくりの伴走者として、
“成長する組織”の未来を共に設計します。

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