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SUSTAIN ABLE DESIGNが目指す“共に設計する社会”とは

——AIと人の関係を再定義する、実装の現場から生まれる新しい価値

AIを活用した業務効率化は、単なる自動化ではなく、「現場の判断や知恵を社会に還元する仕組みづくり」である。
SUSTAIN ABLE DESIGNは、装舎が推進する“共に設計する社会”を実現するための実証・共創プラットフォーム。
業務プロセスを再設計しながら、個人・組織・社会が持続的に成長するための「知の循環」を生み出すことを目的としている。

1|なぜ今、“共に設計する社会”が必要なのか

AIの普及により、企業や自治体の業務は急速に効率化が進んでいます。
しかし、同時に「仕組みが人から離れていく」現象も起きています。
たとえば、カスタマーサポートの自動応答が増えても、顧客体験の質が低下するケース。
製造現場では、ベテランの暗黙知が引き継がれずに消えていくケース。

これらは、AIが“効率”だけを指標に導入された結果です。
実際、2024年の経済産業省の調査でも、AI導入企業の約6割が「効果の定量化が難しい」と回答しており、
多くの現場が「技術と人の関係」を再考し始めています。

そこで装舎は、「人の判断・経験をAIが支える」仕組みを社会全体で設計する必要があると考えています。
この思想のもとに生まれたのが、SUSTAIN ABLE DESIGNです。

2|SUSTAIN ABLE DESIGNが実現する“共創型の実装”

SUSTAIN ABLE DESIGNは、AI×業務プロセス設計を実務の中で検証しながら進化させる“共創コミュニティ”です。
ここでは、企業・自治体・個人がそれぞれの現場課題を持ち寄り、装舎の開発チームとともに「実際に動く仕組み」を共に設計します。

  • 企業:業務の再現性を高め、属人化を解消

  • 自治体:行政サービスの品質を保ちながら効率化

  • 個人・チーム:自分の判断力を“組織の知”に変換

これらのプロセスを通じて得られたモデルは、AIシステムによって標準化・検証され、他の参加者も参照・改善できるようになります。
つまり、単なる導入支援ではなく、「現場で検証しながら社会の仕組みそのものを再設計する取り組み」なのです。

3|現場の知が社会の品質を支える時代へ

これまで、品質の証明は“第三者機関による認証”や“企業の実績”に依存していました。
しかし、今後はそれを支えるプロセスそのものが透明化し、システム上で検証されていく流れが加速しています。

装舎では、Power PlatformやAzure AI SearchなどのMicrosoft標準技術を基盤に、
「業務手順のモデル化」と「データのトレーサビリティ」を組み合わせることで、
“プロセスの信頼性”そのものを品質の証明に変える仕組みを提供しています。

これにより、

  • 誰が関わっても一定の品質を保つことができる

  • 判断の過程を透明化し、後から検証できる

  • 現場の知見がそのまま組織の成長資産になる

といった“実用的な信頼性”が生まれます。

4|“共に設計する社会”が目指す未来

SUSTAIN ABLE DESIGNは、単なる技術実装の場ではありません。
それは、人が自分の仕事を通じて社会に品質を残していくための共創基盤です。

私たちは、

  • 「人の経験が失われない仕組み」

  • 「AIが人の判断を支える環境」

  • 「業務が社会的価値として循環する構造」
    この3つを実現することが、持続可能な社会の条件だと考えています。

SUSTAIN ABLE DESIGNは、そのための第一歩です。
組織や職種を超えて、社会の仕組みを“共に設計する”こと——
それこそが、次の時代の生産性と信頼性を形づくる新しい働き方なのです。

まとめ

SUSTAIN ABLE DESIGNは、AIを通じて「現場の知を社会に還元する仕組み」を共に作る場。
それは、AI導入の先にある**“人と社会が共に成長する仕組み”**を設計する挑戦です。

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