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無人経営・自律運営の実験場

──SUSTAIN ABLE DESIGNの舞台裏

SUSTAIN ABLE DESIGNは、AIや自動化を目的にした取り組みではありません。
その本質は「人の判断を再現し、組織を自律的に動かす経営構造」を実証する場にあります。
装舎が構築するAI×業務プロセス設計の仕組みを、現場で運用・検証しながら、「経営の属人化」から「知識の共有化」への転換を実現します。
この取り組みは、少子高齢化や人材不足が深刻化する日本社会において、企業・自治体・団体が“持続可能に運営される”ための現実的な道筋を提示しています。

1. 「人が減っても、組織は動く」時代の必然性

多くの現場では、熟練者の退職や人員減少が進む中で、「誰も引き継げない」業務が増えています。
これまでの業務システムは、作業を効率化する道具であり、判断や経験を再現する仕組みにはなり得ませんでした。
しかし、生成AIやナレッジ検索技術(RAG)の発展により、人の判断をプロセスごとにモデリングし、共有することが可能になりつつあります。
装舎は、この変化を“テクノロジーの波”ではなく、“組織運営の構造転換”と捉えています。

2. 装舎が挑む、経営の“設計可能化”とは?

装舎が行うのは、単なるAI導入ではなく、経営や業務そのものを再設計するプロセスです。
具体的には、業務手順や承認ルート、例外対応などを「AIが理解できるモデル」として定義し、再現性をもって実行できるようにします。
この設計により、属人的だった判断や処理がデータとして蓄積され、“組織の知性”として学習・継承されるのです。
結果として、AIを活用しながらも「現場の判断基準」は人の意思に基づいた形で残り、経営判断の一貫性が担保されます。

3. SUSTAIN ABLE DESIGN──現場で機能する実験場の全貌

この考えを、理論ではなく“現場で検証する場”が、SUSTAIN ABLE DESIGNです。
ここでは、装舎が設計したAI×業務プロセスのモデルを、参加企業や自治体の現場で実際に運用します。
その結果として得られるのは、「どこまで自律運営が可能か」「どの工程を人が支えるべきか」という、実務的な知見とデータです。
さらに、AIによる判断履歴・承認履歴が自動で記録されるため、経営判断の透明性と再現性も高まります。
この取り組みは、従来のPDCAサイクルを超えた、“学習する経営モデル”を実現しています。

4. 無人経営の鍵は“自律的な判断プロセス”にある

「無人経営」と聞くと、すべてをAIが置き換えるイメージを持たれるかもしれません。
しかし、装舎の定義する無人経営は、**「人の判断を再現できる組織」**のことです。
AIはあくまで補助者であり、現場で発生する状況判断を「プロセス化」「条件化」「記録化」する役割を担います。
これにより、組織は人が入れ替わっても、同じ品質で業務を遂行できる。
つまり「持続可能な経営」が可能になるのです。

5. 実証の先にあるのは、“品質の民主化”という未来

SUSTAIN ABLE DESIGNのもう一つの目的は、品質の証明を“開かれた仕組み”にすることです。
従来、品質の保証は外部の第三者認証に依存していましたが、そのガバナンスが揺らぐ事例も増えています。
装舎は、プロセスそのものをオープンにし、実務の中で品質を“自ら証明できる”仕組みを目指します。
この考え方は、ものづくり・行政・流通など、あらゆる領域で共通します。
経営を人任せにしない。組織を仕組みとして動かす。
それが、SUSTAIN ABLE DESIGNが描く「次の経営のかたち」です。

6.まとめ

無人経営とは、AIがすべてを代替することではなく、
人の判断が共有され、組織が自ら動ける状態をつくること。
SUSTAIN ABLE DESIGNは、その実現を“現場で検証する実験場”です。
経営の未来を「属人」から「構造」へ──
装舎は、その設計を共に進めるパートナーです。

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