従来の品質や安全の証明は、第三者機関が「承認」する仕組みでした。
しかし今、その枠組みだけでは追いつけないほど、社会の変化は早く、現場の多様性も広がっています。
SUSTAIN ABLE DESIGN は、実務の中で日々使われるAI×プロセス設計システムを検証・改善する実践者コミュニティとして、
「動いている仕組み」そのものを通して品質を証明する、新しい“共創型の認証モデル”をつくろうとしています。
これは、企業・自治体・地域・個人のどの現場においても、**「信頼される運用」=「社会的価値」**になる時代に必要な、次の仕組みです。
ISO認証、第三者検査、行政認可──。
これまでの社会は「外部が保証する品質」を信頼の根拠としてきました。
しかし、認証制度のガバナンスの形骸化や、形式的な監査・書類対応が増え、
「現場で本当に機能しているか」 という観点が後回しになるケースが増えています。
特に製造・流通・公共サービスなどの分野では、
認証の維持そのものが目的化し、
本来の「安全性・持続性・信頼性」を検証できていないことも少なくありません。
SUSTAIN ABLE DESIGN は、こうした課題に対して「現場が自ら品質を証明できる」仕組みを構築しています。
AI×業務プロセス設計によって、日々の業務データや判断記録、対応履歴を自動的に可視化・モデル化。
たとえば、
食品流通の温度管理・配送記録、
製造現場の工程ログ・異常検知履歴、
行政窓口での市民対応プロセス、
といった実務の記録を、そのまま「動的な品質証明」として扱うことができます。
つまり、“認証を取得する”のではなく、“認証を更新し続ける”。
この考え方が、SUSTAIN ABLE DESIGNの中核です。
SUSTAIN ABLE DESIGNでは、業種や立場を超えた実務者が
自らの業務プロセスを検証対象として公開し、他の参加者と知見を共有します。
装舎は、この場において「AIと人間のプロセス設計」を専門的に支援し、
各参加者が自らの実践を“社会に開かれた信頼モデル”として提示できるように支援します。
この循環の中で生まれるのは、
・検証の透明性
・改善の即時性
・プロセス設計の再現性
──という、第三者認証よりも**動的で信頼性の高い「生きた品質証明」**です。
結果として、コミュニティそのものが社会の新しい認証機関として機能し、
公的・産業的な信頼の再構築を担う存在になります。
装舎は、SUSTAIN ABLE DESIGNを通じて、単にAIシステムを導入するのではなく、
**「信頼をどう設計するか」**を共に考えるパートナーとして伴走します。
企業にとっては:
→ 現場の業務改善と同時に、社会的信用の強化・ガバナンス対応を両立できる。
自治体にとっては:
→ 行政サービスの透明性を高め、市民との信頼を「見えるかたち」で維持できる。
コミュニティにとっては:
→ 現場で得られたデータや事例が、そのまま他の地域や業種の信頼モデルになる。
これが、**装舎が描く「持続可能な社会のデザイン」**です。
認証を「与える」側と「受ける」側という二項対立を越えて、
現場で働く一人ひとりが「信頼をつくる側」に立つ。
SUSTAIN ABLE DESIGNは、その実験場であり、同時に新しい社会基盤づくりの現場です。
AIが支えるのは、あくまで“仕組み”の透明性。
その中で動かすのは、実務者の判断と、現場の誠実な記録です。
「信頼できる社会は、誰かが保証するものではなく、共に動かしていくもの」
その思想を、装舎は実装というかたちで提供しています。
SUSTAIN ABLE DESIGNは、AI×業務プロセス設計を通して
「現場で動く信頼」をつくるための新しい社会的認証の仕組みです。
それは、企業や自治体がより開かれた形で品質を証明し、
ユーザーや市民が安心して関われる仕組みを共に育てていくプロジェクトでもあります。
信頼は書類ではなく、仕組みの中でつくられる。
その新しい“社会の証明”を、私たちはデザインしています。