クラウドで生産データを共有することは、単なる「便利さ」のためではなく、
組織の信頼性・継続性・品質保証を支える新しい基盤づくりです。
装舎では、Microsoftの標準技術(Power Platform、Azure AI Search、Dataverseなど)を活用し、
データの安全性と現場運用の両立を実現する仕組みを構築しています。
現場では、データをクラウドに保存することに不安を感じる声が多く聞かれます。
「万が一、流出したらどうするのか」「誰がどこまで見られるのか」——。
しかし、多くのリスクはシステム構成の工夫と運用ルールの明確化で防げるものです。
クラウドを使うこと自体が危険なのではなく、「安全に使う仕組み」を設計できていないことが問題なのです。
装舎では、以下の3点を中心に設計を行います。
権限設計の明確化
役割ごとに閲覧・編集権限を細かく設定。部署を超えても必要なデータだけを安全に共有。
通信と保存の暗号化
Microsoft Azure基盤を活用し、転送時・保存時の暗号化を標準実装。
変更履歴の自動記録
誰がいつ何を操作したのかを自動で追跡可能。内部監査や品質証明にも有効です。
これにより、「ヒューマンエラーによる情報漏えい」や「操作の不透明さ」を防ぎ、
組織の信頼性を維持します。
安全性の確保はもちろんですが、クラウド化の本当の価値は現場の生産性向上にあります。
紙やExcelで管理していたデータをクラウド上で共有することで、
・在庫数や検査記録を即時に確認
・最新データを全員が同じ画面で共有
・報告や承認のスピードが向上
このように、現場での「探す・待つ・伝える」にかかる時間を大幅に削減できます。
装舎の設計思想では、データ共有は単なる管理手段ではなく、品質証明の一部です。
生産履歴や検査記録、原料のトレーサビリティ情報がクラウド上で連携することで、
顧客や取引先に対して「説明できる品質保証」が可能になります。
これは、特に食品・製造・地域ブランドの事業者にとって、
信頼性を高めるための強力な武器となります。
装舎では、単にクラウドを導入するだけでなく、
現場のプロセスそのものをAI×業務設計として再構築します。
Microsoft 365/Power Platformと既存システムを連携
現場フローを可視化し、クラウドとAIを適切に配置
セキュリティポリシーや監査設計を組み込む
これにより、**「安全に使える」だけでなく「長く使い続けられる」**データ基盤を整備します。
クラウドは、もう特別なものではありません。
しかし「どう安全に、どう現場と共に運用していくか」を設計できる企業はまだ少数です。
装舎は、技術と現場理解の両輪で、クラウド運用を「安心のしくみ」に変えます。
あなたの組織の生産データを、次の価値につなげてみませんか?