INSIGHT|コラム・リサーチ

コミュニティがブランドになる時代

──共創から生まれる信頼

コミュニティがブランドになる時代において、
組織の「誠実さ」や「文化」を守るのは、言葉やデザインではなく仕組みそのものです。

AI×業務プロセス設計は、
・判断を一貫させ、
・情報を共有し、
・文化を継承し続けるための“信頼の基盤”です。

装舎とSUSTAIN ABLE DESIGNが目指すのは、
「人の誠実な判断を支え続ける仕組み」こそがブランドをつくるという新しい常識です。

1. ブランドは「体験」から「関係」へ──変化する信頼の構造

かつてブランドは「広告」や「商品体験」によって形成されるものでした。
しかし近年、消費者・市民・従業員を含む“関係性全体”がブランドそのものとみなされるようになっています。

たとえば、ある企業が環境問題に取り組む姿勢を見せる際、
人々は「活動内容」だけでなく、「誰がどう関わっているか」「どのような意思決定がなされているか」を見ています。
つまり、透明性と関係性がブランド価値の中核になったのです。

この構造変化により、ブランドは“語るもの”から“共に動く場”へと変化しています。
それを支えるのが、コミュニティという新しい信頼の構造です。

2. “共創型ブランド”の成立条件──3つの構造的要素

装舎では、ブランドが「共創型」に進化するための構造を以下の3点で整理しています。

  1. 透明性(Transparency)
     意思決定や業務プロセスを共有できる仕組み。
     情報の流通が一方向でなく、相互理解を生むように設計されていること。

  2. 関与性(Participation)
     社員・顧客・地域住民などが「共に手を動かす」関係性を持つこと。
     参加の設計が業務プロセスに組み込まれていること。

  3. 持続性(Continuity)
     単発イベントやキャンペーンではなく、活動が仕組みとして継続可能であること。
     プロセスが可視化・再現可能で、交代しても文化が継承される状態。

この3つが揃うことで、コミュニティそのものがブランドの基盤になります。

3. AI×プロセス設計が担う役割──関係性を可視化する技術基盤

「共創型ブランド」を成立させるためには、“関係性”という抽象的な概念を業務設計の中に落とし込む必要があります。
ここで装舎が導入するのが、AI×業務プロセス設計です。

  • 業務記録・意思決定プロセスのモデル化(Power Platform / Dataverse)
     組織内の承認・判断・報告のプロセスを可視化し、参加者全員が同じ情報を参照可能にする。

  • RAG構成によるナレッジ参照の一貫性
     AIが過去の判断・議論・文書を再現的に提示することで、
     人の入れ替わりによるノウハウ損失を防ぐ。

  • 関係性の可視化(Knowledge Graph / Power BI連携)
     人・プロジェクト・データのつながりを構造化して見える化し、
     どの関係が価値を生んでいるかを分析可能にする。

これにより、ブランドの本質である「一貫性と信頼性」をプロセスの仕組みとして保証できるのです。

4. ケーススタディ:信頼を生むプロセス設計

A社(製造業)

  • 製品品質クレーム対応プロセスをAI×Dataverseで再構築。

  • 各部署の対応履歴を統合し、対応スピードを40%短縮。

  • 社外にもプロセスを開示し、信頼度とブランド好感度が上昇。

B自治体

  • 市民サービス窓口における相談履歴を構造化。

  • 職員間の対応履歴共有により、対応の一貫性が向上。

  • “どの職員でも同じクオリティ”がブランド価値として認知される。

これらの例に共通するのは、AIがブランドを作るのではなく、AIが“信頼の再現性”を支えるという構図です。

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