私は地方で農業を営む40代の生産者です。自然と共に生きるこの仕事に誇りを持っていますが、ここ数年、販路の不安定さや価格競争の激化、環境変化への対応に追われ、自分のやりたい農業ができていないように感じていました。
「自分の作ったものを、きちんと“価値”として伝えたい。でも、どこから手をつけたらいいんだろう?」
ブランディング、助成金の活用、販路開拓…。やりたいことはたくさんあるけれど、日々の作業に追われ、手も頭も足りない状態でした。
地元のイベントで耳にしたのが、「猫の手」というプロジェクト。
「生産者の想いを、共感と数字で“見える化”して、支援者とつなぐ」――そんな紹介に、ちょっと心が動きました。
最初は正直、“自分には関係なさそう”と思っていました。でも、「続けたい」「やってみたい」という気持ちに寄り添うという言葉が妙に心に残って、気づけば相談フォームにアクセスしていました。
申し込むと、すぐにオンラインでのヒアリング日程が決まりました。
「どうして今の作物にこだわっているのか?」
「どんな人に食べてもらいたいと思っているのか?」
まるで雑談のような会話でしたが、自分の原点を改めて振り返るきっかけになりました。
その数日後、「猫の手」チームから届いたのは、私の想いと取り組みを“循環型の価値”として整理したドラフト資料。そこには、生産背景や地域資源、購買者との接点、そして数値を交えた「応援される理由」が丁寧に描かれていました。
「これは自分では絶対に作れなかったな…」と率直に思いました。
資料には、補助金を使った販促支援の選択肢や、都市部と連携したプロジェクト案まで盛り込まれていて、目の前が急に明るくなったようでした。
しかも、ヒアリングで伝えた言葉がそのまま活かされていて、「自分のことをちゃんと理解してくれている」という実感がありました。
今年の春、猫の手と一緒に作った資料を元に、県の販促支援補助金にチャレンジ。
結果は、採択。
数ヶ月後には新しいパッケージや紹介動画も完成し、「こんなふうに想いが届くのか」と実感する日々が続いています。
あのとき、想いを言葉にする手助けをしてくれた猫の手の存在が、今の自分を支えています。
「この土地で、この農業を続けたい」――そう素直に言えるようになったのは、決して派手じゃないけれど、確かな一歩の積み重ねがあったからだと思います。
「猫の手」は、生産者の想いを起点に、補助金や販促、ファンづくり、デザインまで幅広くサポートします。
まずは無料で「想いの棚卸し」から。資料づくりが苦手な方も安心してご相談ください。
今、あなたが心の中で「でも忙しくて…」「まだ早いかも」と思ったなら、それが始めどきかもしれません。
一緒に、次の一歩を描いてみませんか?
私はさらに、有償プランでのサポートをお願いすることに。
・ローカル資源を活かした商品提案
・支援を受けるための資料づくり(補助金、ふるさと納税、協賛など)
・農業体験などとの連携による新しい収益構造のデザイン
「ただ作る」だけではない、「地域とつながる」「応援を生む」仕組みが形になっていくのを感じました。
何よりも、数字とストーリーの両方が揃ったことで、取引先にも自信を持って説明できるようになりました。