Re: 天下の台所 – GLOBAL PIAZZA in 中之島ゲートサウスピア
“橋”をかけ、世界の台所へ– 万博とともに広がる新しい学びと交流の舞台
“橋”をかけ、世界の台所へ– 万博とともに広がる新しい学びと交流の舞台
遡ること5世紀前、大阪は城下町としてその基盤が築かれ、水路や道が交差し、人々や物が自由に行き交う街へと成長しました。
江戸時代に入ると、全国の藩が蔵屋敷を構え、米が集められ、価格が決まり、取引されるようになります。大阪は単なる物流拠点にとどまらず、経済を動かす“現場”へと変わりを遂げました。
そこに生きたのは、お上に頼らず、自分たちの力で街を育てた商人たちです。
彼らは、人と人をつなぐ橋を自らの手で架けました。行政に任せることなく、対話と連携を通じて都市を発展させ、最終的には八百八橋と呼ばれるほど、多くの“つながり”をこの街に作り上げていったのです。
食材、人々、文化が交差する場所。それが大阪の「天下の台所」でした。
単に食を扱うだけではなく、異なる価値観や立場を超えて、**“関係を結ぶ”**場として、柔軟に、人々を迎え入れ、豊かさを育んでいったのです。
そして今、私たちは「天下の台所」という言葉を、未来の言葉として再定義しようとしています。
お上に任せるのではなく、自分たちの手でつながりを作り直す。
供給者と消費者、作る人と食べる人、課題を持つ地域とそれに応えたい人々。
そのすべてをもう一度、橋でつなぎ、**ともにつくる循環の場=“新しい台所”**として大阪を交流拠点として再構築していきます。
■ コンセプト
・「天下の台所」の再定義: 大阪が培ってきた“自分たちの手で橋を架ける”商人文化をベースに、万博期間中に世界各国の食・文化・産業を体感できるマルシェを展開。
・“世界×食×学び”の接点づくり: 各国の料理や言語、音楽、乗り物(船・ヘリコプター・自動車)を通じて“コト消費”を実現し、訪れる人たちに学びと楽しみ、そして国際的なネットワークを提供する。
■ 目的
(1) 企業ビジョン/ミッションの体現: 「大阪から世界へつながる循環を生み出し、持続可能な社会をめざす」
(2) 未経験者への参加機会創出: 語学や料理、イベント運営など、興味はあるが初めての人にも気軽に参加できる学びの場を提供。
(3) 大阪のブランディング向上: 万博来場者を中心に国内外から注目を集め、大阪ならではの商人文化「支え合い・自発的な街づくり」精神を世界へ発信する。
■ ターゲット
(1) 未経験の学生・社会人: 語学や料理教室、異文化交流に興味があるが一歩踏み出せない人。
(2) 家族連れや観光客: 万博期間を活かして、普段できない体験や学びを求める人。
(3) 地域や企業のボランティア希望者: 志はあるが、具体的にどこで活動できるか分からない人。
(4) 海外の企業・在住者: 自国の文化を紹介したい人や、交流の機会を広げたい人。
■ ターゲットが得られるメリット
・未経験者: 語学や料理、イベント運営を実践的に学べる。
・ファミリー/観光客: 各国ユニークな食文化・乗り物との出会いによる特別な体験。
・ボランティア希望者: 地域や企業と連携しながら、多国籍イベントの開催運営を通してスキルアップ。
・企業・団体: 自社のSDGs・CSR活動をアピールしながら多様な人材・ネットワークと交流できる。
・世界各国の生産者・料理人・企業が出店し、現地の食材・郷土料理を販売/試食。
・ローカル食材とのコラボメニューや、フードロス削減の仕組みを導入した「サステナブル屋台」も併設。
・興味があればその場で簡単な料理講座を受講し、未経験からの学びをサポート。
・主体国の船舶やヘリコプター、自動車(EV等)を展示し、その国の技術やデザインを紹介。
・乗り物体験会(シミュレーター含む)を通して、移動・輸送・観光などの未来を考える機会を創出。
・水上バスや電動ボートで中之島周遊ツアーを実施し、会場全体を“水辺の万博拠点”として盛り上げる。
・各国の言語を学ぶミニレッスンや、民族楽器のワークショップを開催。
・未経験でも参加しやすい短時間プログラムを日替わりで用意し、多様な文化体験を促進。
・大阪の伝統芸能(落語や歌舞伎の一端)や商人文化に触れるセッションも行い、“双方向の文化交流”を実現。
・世界各国の音楽・ダンス・パフォーマンスを体感できるステージを常設。
・持ち寄った楽器による“飛び入りセッション”や、プロミュージシャンとのコラボ演奏で“音の架け橋”を体感。
・各国大使館や観光局のPRステージ、SDGs関連のトークショーで社会的意識を高める。
・「Re: 天下の台所」のオンラインプラットフォーム上で、マルシェ出店者情報からイベント配信、料理レシピ、語学教材までワンストップ提供。
・会場に来られない人でも、購入やイベント視聴ができる“バーチャルマルシェ”を展開。
・AIを活用したおすすめ商品/レッスンプログラムのレコメンドで、幅広い参加者を誘導。
■ 価値創出
・「学び×食×国際交流」が同時に実現: 未経験の人も興味を持ちやすく、継続参加することで自らのスキルや視野を広げられる。
・「乗り物×水辺」のエンタメ性: 海・空・陸を象徴する展示や体験が、万博の壮大なテーマに合致し、多国籍な盛り上がりを演出。
・「天下の台所」ブランドの再定義: 大阪の歴史・文化的資産を活かしつつ、SDGsやグローバル課題に対応する“橋を架ける”メッセージを発信。
■ 差別化ポイント
1) 大阪ならではの“商人文化”: ゼロから街を盛り上げる姿勢で、行政任せにせず民間主体の柔軟な企画運営を実行。
2) 持続可能性・フードロス対策: サステナブル屋台や在庫管理のデジタル化で、出品フードを無駄にしない仕組みを徹底。
3) 多層的な学びとコラボ: ・各国ブースの“売買”にとどまらず、語学レッスン・料理教室・音楽ワークショップなど“体験学習”を強化。
■ 運営主体
・企業(ビジョン・ミッションの実現を掲げる主催企業) × 地域団体(中之島エリア活性化団体) × 各国大使館などの連携。
・学生や社会人のボランティアスタッフ、NPO/NGOとの協働を取り入れ“共創”の姿勢を明確に。
■ マネタイズプラン
1) 出店料 / ブーススポンサーシップ: 各国料理や企業ブースを出す際の費用、協賛金を設定。
2) オンライン連携(EC・イベント有料配信): 世界中から視聴・購入が可能となり、出店者にも新規売上をもたらす。
3) ワークショップ有料チケット: 料理教室・語学レッスンなどに参加するための受講料。
4) 企業PR / 広告枠: メインステージや会場サイネージ、オンライン配信画面の広告掲載・スポンサー枠。
■ 期待される効果
(1) 国際交流と地方創生: 国内外の多様な人々が集まり、食や文化を通じて新たな出会いが生まれる。地方の食材やツーリズムを販路拡大させるきっかけにも。
(2) 人材育成・若者支援: 未経験者がイベント運営・語学・調理など多様なスキルを短期間で身につけ、次のキャリアにつなげられる。
(3) 大阪のリブランディング: 万博を契機に、「天下の台所」が現代版にアップデートされ、歴史的背景×国際色豊かなイメージを世界へアピール。
(4) SDGs貢献: フードロス対策や地産地消の推進、多文化共生の場づくりなどで、大阪発のサステナブルモデルを発信。
■ 今後の展望
・ 万博後も、オンラインコミュニティとリアルイベントを継続開催。定期的なマルシェや文化交流プログラムを実施することで、“Re: 天下の台所”の発展を図る。
・ 他地域・海外拠点との連携拡大を視野に入れ、船舶や航空ネットワークを活かした“水陸空”の新たな観光・物流事業への展開も可能。